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読書から国語力を育てる「ことばの学校」

ことばの学校ブログ

乳幼児にオススメの1冊③

乳幼児にオススメの本のご紹介です。

本日は、「にじいろのさかな(年少版)」の紹介です。
こちらは、子どもが産まれたときにプレゼントで頂き、ずっと大事にとってあるお気に入りの1冊です。
年少版なので、正式版とは違い文字やページ数が少ないのですが、
お話しの内容はしっかり詰まっています。
このお話しの大好きなところは、にじうおの心の変化です。
「きらきらうろこを一つちょうだい」と他のさかなたちがにじうおに話しかけ、
断っていたら、自然とひとりぼっちになってしまったにじうお。
にじうおは、さびしくて、たこのおばあさんに相談しにいきます。
たこのおばあさんは、キラキラうろこを他のさかなたちに一枚ずつわけあたえるようにアドバイスします。
にじうおに心の変化が出てきて、きれないうろこを他のさかなたちに一枚ずつあげるようになりました。
すると、またさかなたちがにじうおの周りに戻ってきてくれたのです。

一人じめしていると、自分の周囲から仲間がさっていく淋しさ、
自分の大切なものを仲間に分け与えている姿や、
きれいなものを仲間と共有できる幸せ感など、
絵本なのに考えさせられることは、たくさんあります。
2歳の我が子も最後までしっかり聞いててくれるし、
本のしかけでもあるキラキラウロコを触りたがっていて、集中力も続けられて、
親子で読むのにピッタリです!